あとでけすぞ
2009年 09月 26日
メモ書き。
あと背水。
極彩の衣は乱れて、絡んだ帯も直に落ちる。行灯のあかりにぼんやりと照らされた脚は白く、大きく開かされたその間にはすでに男が顔を埋めていた。
「ほれどうした、恥ずかしがりなおまえも可愛いが、」
つう、と内股をなでられて、怖気に肌が粟立った。勝手ににやりと笑う男の顔。自分を買っては通り過ぎていく男達の顔を、マシューはどうしても覚えられない。
「乱れる姿を見せておくれ、加奈陀」
すうと深呼吸。知らない男のまさぐる指の軌跡に、いとしい人の記憶を重ねればあとは堕ちて行くだけ。ごめんなさい。ごめんなさい。心でつぶやきながら、加奈陀はあえかにいろづいた声を漏らした。
あと背水。
極彩の衣は乱れて、絡んだ帯も直に落ちる。行灯のあかりにぼんやりと照らされた脚は白く、大きく開かされたその間にはすでに男が顔を埋めていた。
「ほれどうした、恥ずかしがりなおまえも可愛いが、」
つう、と内股をなでられて、怖気に肌が粟立った。勝手ににやりと笑う男の顔。自分を買っては通り過ぎていく男達の顔を、マシューはどうしても覚えられない。
「乱れる姿を見せておくれ、加奈陀」
すうと深呼吸。知らない男のまさぐる指の軌跡に、いとしい人の記憶を重ねればあとは堕ちて行くだけ。ごめんなさい。ごめんなさい。心でつぶやきながら、加奈陀はあえかにいろづいた声を漏らした。
by ktblue-black
| 2009-09-26 16:12
| 妄想化生SS